だったゼミの発表の前数十分。
緊張します。
でもdon't worry・・エイヤァとゼミの発表が始まってしまえば超特急で早口に(ならないように気をつけたのですが)。
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きゃー、さて、すっかりついつい積み残しが増えてしまった英国留学記ですが、
つみのこし早速片付けていきましょ!
ごめんなさいいねー
1月のテーマ(其の4):
先月は授業の様子について教えていただきました。
今月は授業外の学習について聞かせてください。
課題や宿題はどのような形式で、どれくらいありますか?
また、授業に備えてどのように勉強していますか?:
課題や宿題、
授業に備えてどのように勉強したか:
ゼミの場合はまず自分がゼミで発表する側か議論する側かで課題というか準備の量が大きく異なってきます。
まず、ゼミの場合1タームで1-2回発表の時間があります。
<発表のあるなしにかかわらず>
ゼミでは自説を固めていくことと、自分の意見の根拠だけでなく、
他説に関する理解や各説や判例の背景知識論点について理解した上で望まなければなりません。
ゼミでは全員意見を述べることになりますしゼミ中どんどん質問されたりすることで知識の確認がされますし、
その上で、意見を聞かれたり議論することになります。
ゼミでは議論や知識の展開にどれだけ貢献したかも評価の対象です。
その為の課題として、リーディングリストが(A4一枚程度)毎回渡されます。
指定本を(必須の本の場合は本全部)や場合によって指定章・ページを読んでいくことになります。
必読本丸ごとが時に4-5冊くらい、章ごとの指定は6章ぐらい。その他参照資料が20-30種類。
図書館で資料が少ないときはみんなで一緒にコピーを取ります。
法律の資料の場合本も大きく数千ページだったり何冊も入っているものでなかったりしますし、
ページ数も大量なのでみんなで手分けして全員分をコピーしてせえのっで課題資料がそれぞれ手元に。
リュックにばさっとその資料をそれぞれもってじゃあねで家へ帰るなり図書館にこもるなり。
とにかく読み込む、調べる、周辺資料も調べる
(リーディングリストの資料は膨大なので全部読めるとは限りませんが、できるだけ全部読んでくるように期待されています。時間が限られていますから自分の発表の時以外はあまりリーディングリストから手を広げすぎないことも大事です)
<発表がある場合>
発表のテーマはゼミの最初に大きな論点枠がリストで与えられ
その論点に沿った範囲で希望のテーマについて発表することになります。
発表がある場合には、OHP(OVERHEAD PROJECTOR)やホワイトボードなども使用できます。
OHPは積極的に使うよう求められるので、OHPでどれだけ分かりやすい資料を作れるかも重要です。
また発表テーマについてレジュメも用意しますので、その内容資料正確さわかりやすさ説得力なども評価されます。
発表があるときはわかりやすさ、と、発表テーマ論点全部に渡り質疑応答がありますので、
その質疑応答に答えられるように論点自説他説についてよく知り長所短所問題亭解決策を準備していくことと、
根拠資料統計資料などをレジュメやOHPに添付し説明しやすいよう準備しておくこと、などが神経を使うところでしょうか。
私はゼミの発表は準備に神経質になったり、資料に落ちがないようになどすごく緊張しましたが、
自説を展開するのが好きなほうなので、頑張りがいがもあり結局楽しかったです。
ゼミは他の方の発表で意見を交わすのも楽しいですし、どのテーマもどの議論も思い出深いです。
議論の中でどんどん論点に対する考え方が広がりや深みを持っていくところ、
指導教授の先生は授業でもゼミでもいろいろな角度からいろいろな視点から
書籍で理解した知識や自説他説を前提に更にもう一歩かんがえさせるゼミ授業をくみたててくださるので、
みんなどんどん意見を広げ展開していくようになるところがとても面白いところです。
素晴らしい先生に教えていただいていつもいまでも感謝しています。
最初のタームにはゼミだけでなく授業もありました。
が、その場合も予習・課題ほぼ同じです。
が、ゼミとは違うので自分の発表がないという点は大きいですね。
授業の場合には意見を求められたり議論ということは基本的にはないので、
授業内容についていけるように、判例や学説をリーディングリスト掲載の指定参考文献を読み込んでいくことになります。
授業ではありますgそれでも授業の中でかならずランダムに
生徒に教授が知識の確認のために生徒に質問したり考えを述べさせたりしながら知識の確認や各説の根拠や趣旨長所短所などをまとめさせる時間があり、いつあたるかわからないので、最初の頃だったのでノート取りも必死だった中ドキドキしました。
<外国人として授業のために特別にしたことといえば・・・>
①(授業ゼミの準備ということではないですが)録音
授業もゼミも許可をとれば録音もできます。
かならず許可が出るとは限りませんが、たいていは録音させていただけますので、
授業ゼミの前に、授業なら先生に、ゼミなら先生と学生にゼミの最初の回の最後に
来週から録音させてもらっていいかとうかがってみて、許可されたら録音させてもらいます。
私は最初のタームの授業とゼミいくつかで録音させていただきました。
ノートテイキングが間に合わなかったところなどに活用したり、また、
最初の頃はゼミで他の生徒の発言についていけないところもあって、その頃は休み時間に録音で確認したり
してゼミの時間の後半自分の意見を述べるときまでに他の生徒さんの意見などと噛みあう議論になるよう
録音で確認して間に合わせました。
②授業ゼミの予習準備として単語集と自分の意見の整理
最初のうちはロースクール用単語集など小さいのを書店で購入してみたのですが、
実際授業ゼミで使われるタームは又ほとんど論点ごとに違ってきます。
結局視点図書のうち中心的な図書は法律系書店やアマゾンへネットで注文し購入。
ページの余白にどんどんタームを調べターム単語帳を指定図書の各ページごとにつくったので
その間にどんどんターム単語や関連用語にも強くなってきました。
ぜひおすすめします。
たいてい1-2冊の中心的図書はどの学生さんも購入していましたが、購入するのはという大きい図書も
図書館でコピーし本のように束ね、その余白にターム帳をつくりレファレンスをつくっておいたので
その間に頭に入ることも少なくなかったですね。
書いて覚えるということは英語のタームでも結構有ります。
そしてタームペーパーの準備や試験の前に役に立ったのは、
資料や中心的図書の余白に自説を書きこんでおく、
各説を自分なりにまとめてサマリーを作っておくことです。
これは予習の時つくっておけば作っておき、授業やゼミのあと修正するならします。
そしてこれら資料をしっかりテーマごとにまとめておくとタームペーパーの時もすっきりと書きやすいですし、
試験の時もそれぞれの論点について
自分のタームで書ききれる分量で書くという癖が付いているのでそのまま試験では吐き出すということになります。
試験は12個くらいの論点のいくつかからでると発表があり、試験ではそのうちの6個くらいのテーマが出されそのうちの
3-4個を選んで各説各説の長短所、自説、自説根拠、他説批判などを短時間で書き上げます。
ここいらはかつて司法試験勉強会で鍛えられたことや、
司法試験の(短答落ち・・の人、でしたが・・)
論文試験の勉強がとても役に立った気がします。
法学部はほとんど全員ヨーロッパか英国の学生さんだけでしたが、皆さんいい方ばかりでした。
おもしろく和気あいあい、とても楽しく気さくにかつ猛烈に真剣に学び議論し。
今でもあの頃読み込んだ資料の一つ一つが、
ゼミや授業での議論などが、とても懐かしいというだけでなく、基礎体力になっているなと感じます。
近況

2000/2005英国サセックス大学法学部修士卒 冨田麻里(7thclouds) 愛犬びすけと東京新宿区早稲田町に暮らす 51歳 職業 英訳 現在週3日公務員非常勤職員
2011年4月8日金曜日
あの頃はため息ばかり・・・
投稿者
冨田麻里MariTomita=7thclouds(7thclouds Official Site) ©冨田麻里MariTomita. All rights reserved
時刻:
15:19

