近況

近況
2000/2005英国サセックス大学法学部修士卒 冨田麻里(7thclouds) 愛犬びすけと東京新宿区早稲田町に暮らす 51歳 職業 英訳 現在週3日公務員非常勤職員

2011年4月8日金曜日

スカッとする・・・・・・・・・・・・・・・スカッシュぅ

ふーっ、ぎゃやっと2月のテーマに凸ニュ(もう4月なのに、ね)。

2月のテーマ
活用している学内施設は?
学校には学生会館、図書館、スポーツジム、カフェテリアなどの施設があるのが一般的ですが、
皆さんの学校にはどのような施設がありますか?また、どの施設をよく利用していますか?

サセックス大学(大学・大学院両方同じ敷地内にある)にはー
総合図書館、スポーツジム、スカッシュコート、テニスコート、サッカー(ラグビー)場、
カフェテリア、パブ、劇場(アートセンター)、教会、など。

図書館は総合図書館のほか開発学IDSの図書館があり時々そちらも利用した。
総合図書館のうれしいところはもちろん内容もだが、夜中近く1145分くらいまで空いていることだろうか。

カフェテリアは学部ごと建物ごとにある。
パブはいくつかあり、学部生向けパブは大きくて広く、
サッカーの欧州選手権の時にはTVとスクリーンがいくつもでて押すな押すなの大盛況だった。

教会はコンテンポラリーな雰囲気の教会。
教会の権威というよりも、しずかに自らの心にたちかえる、心安らかな場所としてある。
クリスチャンユニオンの友人となんどか入ったことがあるが、美術館のようなガラスのブロックから光が差し込む
クリスチャンでなくてもなんとなく落ち着くすてきな場所だ。

スポーツジムもあったが、利用したことはなかった。
友達はボクサイズへいっていたりした。
プールはないが、テニスコートがあり、
なんといっても凄いのはずらりならんだスカッシュコートっ!
何面くらいあったか数えなかったが、20面くらい?ずらりならんでいた。
日本でも少ししたことがあったので、
時々友達に予約いれてもらって3人か4人でいった。
が、すぐに息が切れるので3-4人交代でコートに入り
最後は全員ばたり、というかんじ。

でもスカッとする・・・・・・・・・・・・・・・・・
スカッシュ、ではある。

日本にはあまりスカッシュコートがないので、あのズラリ並んだスカッシュコートは今でも羨ましい。

日英いちおしお役立ちグッズ <日本から持っていく?英国で買う?>

Education UK オンライン広報記事
2011年1月のテーマ5;
日本から持っていく?英国で買う?
日本から持って行って役立ったものや喜ばれたものはありますか?
逆に、英国で見つけた便利なものは?
日英の一押しお役立ちグッズの情報

①日本から持っていく
小さめな洗濯バサミのついた洗濯干し
旅行好きの私はかならずこれを2-3個持っていくことにいつもしているので留学のときもトランクにいれていきました。
大きのではなく、トラベル用でもいいから直径10センチくらいの丸型でも同じくらいの長方形でも。
小さめのというのはセントラルヒーティングにかけておくのにこぶりのほうがじゃまにならないしさっとかかるから。
夜石鹸で洗って手で絞った後バスタオルで絞ってかけておくと乾き早い。
(英国は乾燥機がどこにでもあるので意外と見つけにくい?気が)

それからありきたりだけれど、コンバーター(ヨドバシで売ってる)。
最初の頃は日本の電気製品使うことが多かったので。
あの頃はまだコンバーター必要なものが多かった。
最近は国際規格が殆どになったのでいらないかもしれない。

ちなみに、英国の電源3つ口コンセント向け切り替えタップはごろごろ大学の生協でも売っているから心配ない
(学生生協で2ポンドしなかったか?安い)。

が、日本の電話機を使おうというとき、
日本の電話線の先コネクタと英国の電話線のコネクタは違うので其の変換コネクタ(小さくて軽い)は
成田国際空港に売っていて購入していってよかった(地球の歩き方のお陰)。
英国では見つけるのは意外と大変だと思う。私のように日本の薄型電話機持っていく人はいないのかもしれないけど、
そういう場合は日本の電話機につなげる電話ケーブルを
イギリスのケーブルに変換し英国の電話回線口に繋ぐコネクタは日本で買っていったほうがいいとおもう。

あまり普段はお米はたかなかったけど風邪で苦しい時おかゆつくるのに助かった
日本から送ってもらった電子レンジでちょっとだけ炊けるガラスのお鍋としゃもじ
さいばしとかもあると意外と便利かな。

②英国で見つけた便利な物は?
日本でも輸入ショップへ行けば昔から有るのですが、しかし、
英国ではどこへ行っても普遍的にあるのでうれしいのは、

チーズおろしとにんにくつぶし、肉たたき。

それから、キャンドルウォーマーやキャンドルオイル、
インセントスティックやアロマオイルがどこにでもある。しかも、安い。
バーゲンなら、ウォーマーキャンドル(普通の)大袋1-2ポンドだったような

エコ・サージタップ(英国は雷が多い?っとは思わなかったけどPCやられたら言い訳きかないので必死でサージ使った)。

スパイス摩り下ろすすり鉢

あ、それと、有機ミューズリー、ミューズリー、ミューズリー(食べ物はこの場合違うね)、
あ、ハビタ(日本にはいとしのコンランショップがあるからいい、けど、ね♪やっぱハビタも懐かしい)
そのもの(インテリアショップよくいった)。

寮をでて民間のフラットで暮らしていた頃自分で電話を買う必要があり、留守電付きコードレス購入。
携帯くらいにすご小さいので今でも気に入っている。
日本に帰国してからも使うつもりでいたが、
日本ではコンバーター使わないと充電できないし、
コンバーターはあるけどなんとなく面倒で結局日本では置いてるだけで使ってない。

③喜ばれた物
いせ辰の風呂敷
大家さんとかお世話になった方々に御礼に。
包むこともできてテーブルに乗せてテーブルクロスにもあるいは
壁に貼っても楽しめると喜んでいただいたようだった。

ちなみに、
私はクリケットがまず長いのでちゃんと観たことがないといったら
2004年~2005年に下宿していた先の大家さんにいただいたのが
クリケットのルールが大きく書かれた壁掛け。
これでクリケットのルール忘れないわねという感じ;)
大家さんのご主人はクリケットの名手だったのだ。

節分パーティで豆まきの豆とお蕎麦、チューブわさび、割ばし、そばつゆ。
そば、結構喜ばれた。わさびも気に入っている人がいた。

④日英対抗お役立ちグッズ
じゃーん♪
日本のお役立ちグッズNO1=電子辞書(セイコー)
英国留学前から日本で翻訳の仕事を(不定期だけど)していた頃から使っていて軽くて小さくて便利。
リーダーズ・プラスと研究者英和中辞典(+和英)とジーニアス和英が入っている。
熟語やシンタックスは英和中をよく引いた。
新語はリーダーズ・プラス。

授業中には使わなかったし、
予習でも意外と思ったほどは使わなかったけど
しかし引くときはちゃんときっちり引くので。

英国のお役立ちグッズNO1=電気ケトル
英国は電気代が高いし、ガソリンも高い。
環境税がかかっていて自然に節電するようになっていて
其の環境税で風力などを自然再生エネルギー推進する予算に当てる。
日本のように名前だけ環境税で一般財源入れちまおうというのとはわけが違う。

で、まず普通電気ストーブとかはつかわない。
が、英国の、忙しい朝は、電気ケトル(と有機ミューズリー)だ。

お湯が沸くのが超早い。

とっぽい割に気の短い私には嬉しい。

あの頃はため息ばかり・・・

だったゼミの発表の前数十分。
緊張します。
でもdon't worry・・エイヤァとゼミの発表が始まってしまえば超特急で早口に(ならないように気をつけたのですが)。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
きゃー、さて、すっかりついつい積み残しが増えてしまった英国留学記ですが、
つみのこし早速片付けていきましょ!
ごめんなさいいねー

1月のテーマ(其の4):
先月は授業の様子について教えていただきました。
今月は授業外の学習について聞かせてください。
課題や宿題はどのような形式で、どれくらいありますか?
また、授業に備えてどのように勉強していますか?:

課題や宿題、
授業に備えてどのように勉強したか:

ゼミの場合はまず自分がゼミで発表する側か議論する側かで課題というか準備の量が大きく異なってきます。
まず、ゼミの場合1タームで1-2回発表の時間があります。
<発表のあるなしにかかわらず>
ゼミでは自説を固めていくことと、自分の意見の根拠だけでなく、
他説に関する理解や各説や判例の背景知識論点について理解した上で望まなければなりません。
ゼミでは全員意見を述べることになりますしゼミ中どんどん質問されたりすることで知識の確認がされますし、
その上で、意見を聞かれたり議論することになります。
ゼミでは議論や知識の展開にどれだけ貢献したかも評価の対象です。

その為の課題として、リーディングリストが(A4一枚程度)毎回渡されます。
指定本を(必須の本の場合は本全部)や場合によって指定章・ページを読んでいくことになります。
必読本丸ごとが時に4-5冊くらい、章ごとの指定は6章ぐらい。その他参照資料が20-30種類。

図書館で資料が少ないときはみんなで一緒にコピーを取ります。
法律の資料の場合本も大きく数千ページだったり何冊も入っているものでなかったりしますし、
ページ数も大量なのでみんなで手分けして全員分をコピーしてせえのっで課題資料がそれぞれ手元に。
リュックにばさっとその資料をそれぞれもってじゃあねで家へ帰るなり図書館にこもるなり。
とにかく読み込む、調べる、周辺資料も調べる
(リーディングリストの資料は膨大なので全部読めるとは限りませんが、できるだけ全部読んでくるように期待されています。時間が限られていますから自分の発表の時以外はあまりリーディングリストから手を広げすぎないことも大事です)

<発表がある場合>
発表のテーマはゼミの最初に大きな論点枠がリストで与えられ
その論点に沿った範囲で希望のテーマについて発表することになります。

発表がある場合には、OHP(OVERHEAD PROJECTOR)やホワイトボードなども使用できます。
OHPは積極的に使うよう求められるので、OHPでどれだけ分かりやすい資料を作れるかも重要です。
また発表テーマについてレジュメも用意しますので、その内容資料正確さわかりやすさ説得力なども評価されます。

発表があるときはわかりやすさ、と、発表テーマ論点全部に渡り質疑応答がありますので、
その質疑応答に答えられるように論点自説他説についてよく知り長所短所問題亭解決策を準備していくことと、
根拠資料統計資料などをレジュメやOHPに添付し説明しやすいよう準備しておくこと、などが神経を使うところでしょうか。

私はゼミの発表は準備に神経質になったり、資料に落ちがないようになどすごく緊張しましたが、
自説を展開するのが好きなほうなので、頑張りがいがもあり結局楽しかったです。
ゼミは他の方の発表で意見を交わすのも楽しいですし、どのテーマもどの議論も思い出深いです。
議論の中でどんどん論点に対する考え方が広がりや深みを持っていくところ、

指導教授の先生は授業でもゼミでもいろいろな角度からいろいろな視点から
書籍で理解した知識や自説他説を前提に更にもう一歩かんがえさせるゼミ授業をくみたててくださるので、
みんなどんどん意見を広げ展開していくようになるところがとても面白いところです。
素晴らしい先生に教えていただいていつもいまでも感謝しています。

最初のタームにはゼミだけでなく授業もありました。
が、その場合も予習・課題ほぼ同じです。
が、ゼミとは違うので自分の発表がないという点は大きいですね。
授業の場合には意見を求められたり議論ということは基本的にはないので、
授業内容についていけるように、判例や学説をリーディングリスト掲載の指定参考文献を読み込んでいくことになります。
授業ではありますgそれでも授業の中でかならずランダムに
生徒に教授が知識の確認のために生徒に質問したり考えを述べさせたりしながら知識の確認や各説の根拠や趣旨長所短所などをまとめさせる時間があり、いつあたるかわからないので、最初の頃だったのでノート取りも必死だった中ドキドキしました。

<外国人として授業のために特別にしたことといえば・・・>
①(授業ゼミの準備ということではないですが)録音
授業もゼミも許可をとれば録音もできます。
かならず許可が出るとは限りませんが、たいていは録音させていただけますので、
授業ゼミの前に、授業なら先生に、ゼミなら先生と学生にゼミの最初の回の最後に
来週から録音させてもらっていいかとうかがってみて、許可されたら録音させてもらいます。
私は最初のタームの授業とゼミいくつかで録音させていただきました。
ノートテイキングが間に合わなかったところなどに活用したり、また、
最初の頃はゼミで他の生徒の発言についていけないところもあって、その頃は休み時間に録音で確認したり
してゼミの時間の後半自分の意見を述べるときまでに他の生徒さんの意見などと噛みあう議論になるよう
録音で確認して間に合わせました。

②授業ゼミの予習準備として単語集と自分の意見の整理
最初のうちはロースクール用単語集など小さいのを書店で購入してみたのですが、
実際授業ゼミで使われるタームは又ほとんど論点ごとに違ってきます。
結局視点図書のうち中心的な図書は法律系書店やアマゾンへネットで注文し購入。
ページの余白にどんどんタームを調べターム単語帳を指定図書の各ページごとにつくったので
その間にどんどんターム単語や関連用語にも強くなってきました。
ぜひおすすめします。
たいてい1-2冊の中心的図書はどの学生さんも購入していましたが、購入するのはという大きい図書も
図書館でコピーし本のように束ね、その余白にターム帳をつくりレファレンスをつくっておいたので
その間に頭に入ることも少なくなかったですね。
書いて覚えるということは英語のタームでも結構有ります。

そしてタームペーパーの準備や試験の前に役に立ったのは、
資料や中心的図書の余白に自説を書きこんでおく、
各説を自分なりにまとめてサマリーを作っておくことです。
これは予習の時つくっておけば作っておき、授業やゼミのあと修正するならします。

そしてこれら資料をしっかりテーマごとにまとめておくとタームペーパーの時もすっきりと書きやすいですし、
試験の時もそれぞれの論点について
自分のタームで書ききれる分量で書くという癖が付いているのでそのまま試験では吐き出すということになります。

試験は12個くらいの論点のいくつかからでると発表があり、試験ではそのうちの6個くらいのテーマが出されそのうちの
3-4個を選んで各説各説の長短所、自説、自説根拠、他説批判などを短時間で書き上げます。

ここいらはかつて司法試験勉強会で鍛えられたことや、
司法試験の(短答落ち・・の人、でしたが・・)
論文試験の勉強がとても役に立った気がします。

法学部はほとんど全員ヨーロッパか英国の学生さんだけでしたが、皆さんいい方ばかりでした。
おもしろく和気あいあい、とても楽しく気さくにかつ猛烈に真剣に学び議論し。

今でもあの頃読み込んだ資料の一つ一つが、
ゼミや授業での議論などが、とても懐かしいというだけでなく、基礎体力になっているなと感じます。