近況

近況
2000/2005英国サセックス大学法学部修士卒 冨田麻里(7thclouds) 愛犬びすけと東京新宿区早稲田町に暮らす 51歳 職業 英訳 現在週3日公務員非常勤職員

2011年10月2日日曜日

勢いつけすぎで手を広げすぎず・・・しぼりこんだ予習がおすすめ

日本でできる勉強の準備 テーマの説明 皆さんは留学先での授業に備えて、日本にいる間、どのような準備をしましたか?また、既に留学されている立場から、日本で実践できるお勧めの勉強方法はありますか?

1.授業に備えて、というわけではありませんが、自分の関心分野だけでなく、一般的な英米法の勉強を国際公法あたりまで広げて日本語ベースでさらりと、英米法関係の本をいくつか読んだりしました。
が、実際に役に立ったのは、自分の関心分野プラスアルファ(触法精神障害者に関する弁護士会から発行された資料や各出版社の本など。うーん、やはり、手を広げないのが何よりのコツです。


2.日本で実践できるお勧めの勉強方法:英国の大学大学院レベルの基礎的テキストの1-2冊読み込み
私は2つ目の修士コースではかなりゼミの議論でもつっこんだ議論提案を短い時間でゼミの担当でなくてもできるようになったと思います。そのことは試験にも役立ったと思います。
その背景には、やはりゼミ指定図書の読み込みと英国の刑事政策関連のテキストを読み込んだだけでなく各分野におけるタームとタームの英語での議論での使い方に猛烈に慣れてきたことが大きいと思います。


ゼミでは数十冊のリーディングリストを読み自分の考えをまとめられるだけはなく、それらを一定の長さ短さで速く書ける能力が必要です(英語力はもちろん当然です、が)。
日本でアマゾンUK通じ(あるいは紀伊国屋などでも扱っている場合もあるかもしれませんが)からの輸入で手に入る専門分野のごく基礎的英文テキスト1冊きっちりタームターム使いなど読み込みしておくとかなり初速がつくと思います。
この場合も手を広げない。それに尽きるのではないかと思います。


私は結局この部分は現場でリーディングリスト資料の読み込みと平行しての
ターム集づくりなどの予習でかなり身についたというより身に着けた力だったと思います。
が、日本で有る程度基礎テキスト読み込み準備しておけば、もっと余力がもてたのではと思わないこともないです。