近況

近況
2000/2005英国サセックス大学法学部修士卒 冨田麻里(7thclouds) 愛犬びすけと東京新宿区早稲田町に暮らす 51歳 職業 英訳 現在週3日公務員非常勤職員

2011年8月31日水曜日

プレゼン、エッセイの、こつ、は、素もぐりのように、深く、しかし、おぼれないで・・・

3月のテーマ:「英国式エッセイ、プレゼンのコツ」

うーん、これはですねー、月並みなことしかないかもしれないのすが、
箇条書きしてしまうと・・・

1.まず、普段。普段のゼミ(学部生だったら授業)の予習復習自分の意見の根拠付けの為の調べもの、各説の整理や根拠の強さ弱さの整理をしておくことと、自分の考えをその過程で深めておくことですね。
それは、そのまま、ゼミへの準備とゼミでの意見議論にも即役立ち、そのままエッセイにもあらわれます。

思い出してみても、普段から自分の発表がなくてもゼミテーマの予習でよく調べておいて、
ゼミの最中に、自分だけでつめた以上の議論ができたり、あるいは、さまざまな視点からの意見でさらに持論が深まったりしたことは、エッセイに自然にでてくるというかんじがします。

スーパーバイザーの先生からアドバイスされたのは、この自分で自説について考えたことひらめいたことはきちんと
書き留めておきなさいといわれていて、指定図書(リーディングリストの)を購入して白紙の部分に
新しいタームを書き込んで、単語帳にするだけでなく、
自説の根拠になりそうな自分なりの論拠も教科書にどんどん書き込んだりもしました。

こういう感じで、ゼミの準備充実させるリズムに乗ってしまうと、
筆記テストでも暗記等にこだわらなくても、
自然に普段から自分の血肉になっているので、苦しくないということがありました。

ゼミのプレゼンは、普段のゼミの予習とあまり変わらないのですが、
変わるのは、OHPの活用とレジェメの簡潔さわかりやすさへのこだわりでしょうか?
特に、レジェメは、なんというか、面白くわかりやすくないと、「ふーん」というかんじで
プレゼンテーションへのみんなの集中の仕方、や、議論の発展性に違いが出てきます。
その点、レジェメの構成に気を配りました。
それから、意見のまわし方というか、議論の方向性をつかんで、ばらばらにならないよう心がけてはいましたが、
実際のプレゼンではあまり余裕はなかったので、
スーパーバイザーの先生が議論のなかでそれぞれの視点を活かしながら、
それぞれが自説を深めるような発展性を持たせ、それぞれの学生がじっくり又考えることのできるような
方向付けをしてくださるのをみるにつけ、さすが、と、いつも毎回みんなでうなるかんじで感動でした。

慣れるまではややあがり症のところもある私。
プレゼンは最初の頃はこわごわでしたが、
だんだん、それほど嫌いではない、になっていました。

が、時間配分とか下手なときも・・・
やっぱり構成が甘かったからかと思ったり。

もっときっちり時間をストップウォッチで計って、分量バランスに気をつけて、練習しておくなど、
プレゼン前にしておけば、時間配分もゆとりがでたかもしれません。

2.素もぐりのように、深く、しかし・・・
問題は、こうして、書いてみて、客観的にあらためて思うのですが、
各ゼミテーマをゼミ前に予習し自説を固めたりするまでの過程で、
膨大な情報を整理しきれていないと、あるいは、咀嚼しきれていないという場合も出てきます。
とくに、私の場合問題は、時に総花的になってしまうという場合も。
焦点がきっちりしたエッセイでないと、なんだか、だからなんだという感じのものになってしまいます。

そこで、大事なのは、やはり、構成、につきるということです。
自説を固め、その自説を説得する、その前段階として必要なことを必要な範囲で書く。
自説を説得するために、は、何をどのくらい書くか、
そして、まず議論部分に行く前に、
総論的知識をどのくらいの深さ(浅さ)どのくらいの分量範囲で扱って書くか、ですね。

分量バランスと,最終的に自分が言いたいこととの論理的つながり、そこへの論理的効果的な根拠有る流れというものが、
大事になってきます。

改めてこうして書いてみると、
大事なのは、説得するための、真剣さ、と、そのために必要なことをわかりやすく根拠付けを丁寧に(レファレンス含め)
しかしメリハリつけて書くということに尽きるのではないかと思います。

3.時間的に余裕を持って・・・・・
とにかく、余裕を持って書き始める。
余裕を持って書き終えて、自分の目で確認し、
さらに、プルーフリードなどで確認することも(私はそこまでの余裕はとうとうもてませんでしたが)。